2014.06.24

大丈夫!?

朝から西風吹く獅子吼
空を見上げると、やや雲多め。
多分、金沢から見ると真っ黒なのかもしれない

しかし、雲は発達しきらず時より崩れ、晴れ間を見せてくれる。
飛べそうなんで、皆さんフライト
2014.06.24.tkof.jpg
さすがに人少な目でした。

2014.06.24.sora.jpg
条件は、見た目以上に渋い・・・
雲底近くもそんなに吸い上げてなく、移動すればしっかり下がってしまう。
雲底はMAX950mで、大体800mぐらいまではフライトしていました。
移動は、NP山田さんが北高圧越えちょいでリターン
B級島田さんが北高圧手前まで遊びに行けました。

午前1・2本飛んで、午後1本な感じでした。

昨日からの久しぶりにポロジメーターを借りて来ました。
グライダーのエアー漏れを測る機械です。

パラグライダーは空気の通しにくい生地と適正に計られたラインによって性能を出してます。
これが、ダメになってくることにより、性能と安全性が低下してくるものです。

「じゃあ、全く風を通さない生地で作れば?」

と思うかもしれませんが、それじゃ潰れてからの回復の挙動が激しかったり、エアーインテークから落としたら破裂してしまい、逆によくないんです。
微妙に空気を通し、通しすぎない状態を保てるのがベスト。

さあ、どこまでが大丈夫なんでしょうか?
大丈夫とは???
ギリギリセーフなのか、ここまでは性能出ているし安心だねラインなのかによりますよね。
まあ、ちょっと計ってみましたよ。

2014.06.24.PHASHA4.jpg
まずは・・・獅子吼のタンデム機PASHA4
昨年ライン交換済みで購入後2年経ってます。
本数は300本~400本程度フライト
50時間~70時間

結果、349秒=5分49秒

んーこれで5分ちょいか~
最近、少し性能の低下が感じられて、乗り心地が気になり始めてました。
ラインは問題ない状態で、意外と生地が大丈夫なことにショック。
結構ダメになってると思ったのですがね。

2014.06.24.progress.jpg
続いて、B級島田さんのプログレス。
購入後3年、本数は240本
グラハンもバリバリ使ってますね。

結果72秒!!隣のセルでも100秒でした。

んーあかんなぁ。
買取不可です。

で、こないだもうダメです。
ってスクールに譲っていただいた河合プログレス

254秒=4分14秒

意外と大丈夫そうな数字。
明らかに立ち上がりも遅くなり始め、飛ぶとかなりふらつきますが・・・
フルライン交換でやや改善して、もう少し使えるかも・・・かもね。

じゃあ、新品プログレスは!?
540秒でした。

さらに、他の新品生地だと660秒。

使ってる生地が違うので、スタートの空気漏れが違うのは当然。
ポルシェマリンは最近質が悪いとのうわさもあるしね。

質がいいかもしれないドミニコ製は?

村本さんのDELTA2がありました。
1年で200本、時間は100時間、色も変り始め・・・・さて!?
2014.06.24.DELTA2.jpg

なんと903秒!!=15分
段違いです。
性能劣化してないに等しいです。

私の見解では、もともと10分ぐらいのエアー漏れ性能で開発されたグライダーが、1分とか2分とかで安全な性能が出るわけがないと思います。

しかも均等に保たれ作られた生地は、時間を追うごとにセンターは劣化し、翼端は劣化が遅い。
当然バランスが崩れてきますよね。

車のタイヤと同じかと思います
10分山の冬用タイヤが2分山になっても雪道、アイスバーンを走れますかって話し。
しかも、均等に減らず片減りしているタイヤ・・・・
走行は出来ますが、安全ではないですよね。

ワタシのフィーリングではライン交換の有無に関わらず、3分(180秒)ぐらいで限界な気がします。
安全性を確保して楽しく飛ぶという範囲はね。

しかし車のタイヤのように、走る場所、速度、路面状況を選べば、つるつるタイヤまでは何とか走れますよね。
それが、パラグライダーでは30秒?60秒?な気がします。

ちなみに、もうそろそろ使うのやめよう!と処分を考えていたスクールタンデム機は、110秒でした。

では、皆さん計りに来てください。

大倉岳講習

シニアチーム3分の2でした。
20140624大倉.jpg
今日は傾きの修正をテーマに練習。
北島さんも来られましたね。

さて、明日も行きます。
10時出発です。

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