2024.07.09

消防署にて講習会開催

今日は、白山野々市広域消防本部 鶴来消防署にお招き頂き、パラグライダーの講習をさせて頂く機会をいただきました。
過去にも、白山野々市広域消防本部でヘリコプターでのパラグライダーパイロットを救出する訓練をしていただきました。
今回は、いろいろな状況で事故にいたり消防の方々にお世話になるという観点から、パラグライダーを消防の方々がご理解していただくための講習をタカが講師で開催いたしました。

どんなこと講義したかというと・・・・・


パラグライダー、ハンググライダー、モーターパラグライダーの違いから、どんな風で飛ぶのか?
どれくらいの精度で着陸できるのか?
法律的な問題はどの範囲まで?
統括団体は?
どんな装備で飛んでるか?道具の構造
どこまで知識を持っているか?
事故例や事故の傾向
などなど、2時間ノンストップの講習でした。


道具についても素材や強度も含め、いろいろなものについて説明させていただきました。


ハーネスの構造もそうですが、レッグベルト締め忘れによる事故というものとかも説明。
事故後の捜索事例なども紹介。


消防隊員にハーネスとつけて頂き、消防隊員のかたで装備の取り外しを実施


構造的なものから、こんな手順でハーネスを脱がせれますし、不可能な場合はベルトを容赦なく切ってください的な感じでレクチャーしました。

グライダーの安全性によるリスクの違いによる事故発生の確率とかでは、EN-A~D、CCCを説明
全員Aクラス乗れば事故は減るんですが、そうはいかない。
そして骨折以上の事故の原因はオーバースペックとチェックミスなどによるヒューマンエラーです。
そして、フライヤーの70%~80%のフライヤーはオーバースペックなんです。
そしてそこにヒューマンエラーも重なってきてしまいます。
だから事故は起きてしまうんです。
すいません。

消防の方々もご理解頂いていて、基本スポーツというものはオーバースペックやそのリスクはつきものでとおっしゃっていただきました。

昨年、大会中に起きた事故はCCCグライダーであり、そもそもリスクがありそこに乱流によりつぶれが起きた。
オーバースペックかどうかは微妙ですが、リスクがあるグライダーであったことは間違いないです。

事故時の映像もあり、見て頂きました。
そして、助けてもらった前島さんことマエシーも講習会に参加してくれました。
自分の体験話を・・・・
「すいません、まったく記憶ないです。大会の初日~事故後3日間ほどの記憶がないんです。」
ともあれ助けてもらった方々に元気な姿を見せれたのは良かったです。
助けて頂きありがとうございました。

あといろいろな情報交換もできました。
ドクターヘリや防災ヘリの離発着についてなど・・・

でも懲りずに7月27日(土)28日(日)同じ大会やります。
ほんとすいませんが、宜しくお願いいたします。
としか言えませんでしたね。

ともあれ2時間15分、ノンストップで伝えたいことをパワーポイントと動画を使って全力で講習させて頂きました。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

実は、2時間講義するのに、この準備が1週間近くかかりました。
話の道筋、どう話を絞っていけばいいいか・・・考え筋書きを紙に書いて取捨選択して、パワーポイントにして・・・画像と動画集めてです
そもそも私の頭の構造的に頭の絵を言葉にするために、文章化してそれを短く編集するのが超苦手。
よってとんでもない時間がかかりました。
ただ、ここ1週間飛べていなかったんでこればっかりできてよかったです。

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