2017.06.28

DELTA3試乗レポート

昨日の夕方にDELTA3 MLサイズの試乗機が来たので今日は昼からでもよいタイミングあれば乗ってみたいと思っていた。
まあ、午前中は曇が多そうで、午後は少しは晴れるかなぁと期待してました。

まず、朝はどん曇りに近い状態の穏やかな条件。
サーマルもなさそうなんで、まずは課題練習ですね。

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この曇り空にしては朝から多くのフライヤーが来られてました。
こんな日はしっかり基礎練習だね。
もちろんラインチェックもしっかりと!!

昼前になると徐々に晴れ間が多くなってきまして、少しソアリングが出来るようになりました。

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このタイミングでタンデム体験のお客様とフライト。
ぶっ飛びじゃなくてよかったです。

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天気がよくなり始めたので、昼もそこそこに、フライト。

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良い感じになりましたね~
これは、DELTA3試乗の最高なタイミングじゃないですか!?

ということで、DELTA3:MLサイズ(85kg~105kg)をタカの装備だと軽すぎるので、バラスト積んで92kgでフライトしました。
DELTA3はそもそもグライダー自体が重いです。
5.7kg!?いやいやインナーザックとバテン保護用の枕がついてますんで、実際の重さは6kgでしたよ。

軽量タンデム機 エアーデザインのHIKEで5.3kg
MACPARA ELAN2が同サイズで4.8kgケース入れても枕ないから5kgあるかないか。
SKYWALK カイエン5は同サイズで5.2kgでバテン保護用の枕がいらないんで5.3kg程度だね。
ちなみにBGD CUREは同サイズで5.0kgです。
ということで、グライダーの重さとパッキングサイズはダントツクラスNO.1といえます。
タカは、軽量、コンパクト、それなりの性能、が好きなんだよね~

構造はバテンがしっかり下のほうまで入ってました。
もちろんシャークノーズ。
DELTA3のウリはアスペクトがCクラスでは低く乗りやすい。
それでいて他メーカー同等いやそれ以上の性能だということ。
さて、どうかね~

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立上げは凄いマイルドにゆっくり上がってきます。
頭上で緩やかに止まる。めっちゃイージー。
グライダー重量の重さのせいか、最初のインフレーションは少し重く感じましたが、すばやく普通に頭上まできます。
ただ、リバースで翼が頭上に来る前に振り返って勢いよく走り出しちゃうと翼が着いてこない可能性がありますね。CUREがちょっとそんな感じありますからね。
似たようなものです。

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まず、スピードですが巡航では、カイエン5・エラン2の方が速い気がする~
かといって、VOLT2スーパーライトほど遅くないよ。
この時点で、重量は真ん中上で乗るがベストな気がしました。
DELTA2の時は下限気味のほうが調子よかったんですよね。

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旋回ですが、最近の翼ではストロークは少し長く感じますが、気にならない。
ブレークの上のほうが軽く、やさしく効いてきますが、旋回中に使うやや下のほうは少し重めでコントロールの範囲が狭くなってます。
旋回中の外側の操作は非常に簡単で、ハイエンドB乗ってるのかいや、ノーマルBだなといったほど操作が少ない。
この操作の簡単さはアスペクトの低さの賜物だね。

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グライドして、北高圧~奥獅子吼あたりまで飛んで行きましたが、性能的には普通のCクラス。
クラストップってことはない気がします。
もちろん、Cクラスとして性能の不満を感じることもなかったです。

エラン1と並走して飛びましたが、圧倒的な差はございませんでした。
ただし、上空でのリスクの感じなささは、クラスでNO.1間違いない。
「M6ぐらい飛ぶか?」と聞かれますと、M6のほうが圧倒的に飛びますよね。

やっぱり滑空性能はアスペクト比とバテンの多さに比例するかな?
バテンの数多く重めのグライダーを選ぶか、バテンの数を減らしてアスペクト高いグライダーを選ぶか。
上空のリスクはアスペクト比に比例するし・・・
その辺で自分のコンセプトにあった翼を選べばよいのではないか、と思いました。

またしても、タカの好き放題インプレッションを書かかせていただきました~。

では、また明日~

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