2007.07.04

北海道フライトツアーレポート

昨年度はフライトに関して不完全燃焼に終わったので今年はリベンジだ!!日程は6月29日(金)~7月2日(月)までの2泊3日組と延泊の3泊4日組のパターンで行ってきました。
そして、スタッフはお客さんの飛び道具&荷物を持って、一足先にフェリーで移動。お客はカバン一つで手軽にフライトツアーに行けるなんともスペシャルだ。

準備は完璧です。
どんな風が吹こうとも、どんな天気があろうとも、遊・食・泊は完璧に対応できるようにしていきましたが、アクシデントはもっと近くにいました。

6月27日(水)
夜、みんなの荷物詰め込んで、さあ出発です。
忘れ物はないはず。今回は全部で7人なので荷物は比較的少なめですね。
昨年の反省を生かして吹流しも忘れず持っていきました。

新潟港へ向けて集発!!

小川「なんかピューピュー言ってるよ。」
車がいつもとちょっと違う音が・・・・これがいずれ・・・。
気にせずGO!!GO!!

ただ、今週末の予報があまりにも悪い・・・
「あー今年も・・・胃がいたい」
昨年の記憶がよみがえってます。

6月28日(木)
P1000066.JPG
朝10時無事フェリー乗船。
気になる天気は曇りで海も穏やか。
あとは高気圧の頑張りに期待しよう。
考えても仕方ないので、ゆっくり船旅です。

6月29日(金)
P1000069.JPG
朝4時半、北海道小樽港に到着!!
曇りだ。
雨は降っていない。

天気図やアメダスが気になるがネットが出来る環境ではないので予定が決まらない。
どうする?本日?昨日、雨予報も出てたぞ。
まずは、一足先に北海道に到着している櫻井さんを札幌駅に迎えに行き、
本日小松出発で、昼に千歳へ着く皆さんを迎えに行きます。

櫻井さんと落ち合った後、少し時間があったので、まずはアウトレットで買い物。
そして、空港でインターネットで気象情報を入手。

微妙ーーーー!!
雨がそこまで、ルスツに行けば回避できるが、いや雲底が低いか!?意外と不安定で雨が。
イタンキ浜もっとも雨に近いが、降るのは15時前・・・風はこちらがいい。
あー迷う。
みんなが着いた時点で12時半にはなるはず。どうしよう。

決めた!!
雨に突っ込んで行こう。

千歳空港に降り立った4名と我々と合流し、昼飯も食べずにイタンキ浜へ走った。
このときはまだ快調に走っていた車。
小川「でもピューピュー・・・・。」

14時イタンキ浜に到着。
雨セーフ!!ガスセーフ。
風6m/s リッジソアリングには最高。

P1000072.JPG
あせる気持ちを抑えながら、説明。吹流し設置。

ここで、イタンキ浜について説明しよう。
場所は、室蘭の地球岬の5km東側の海水浴場の側にある崖。
高低差は70mランディングは広くどこでも降りれるので、初心者でも余裕。
70m~100mぐらいの風化した岩場が8kmほど続き、南~南南東ぐらいならけっこうリッジがとれる。
ただ風は4m/以上7m/s以下が必要です。

今年パラを初めて16本フライト足らずの櫻井さんにはいきなりはきついので、まずはタカがタンデム。

おーいいリッジだ!!
RIMG0105.JPG
余裕でソアリングいきなり5kmぐらいの距離を行ったり来たり。

続いて、徳久さん。
テイクオフ、リッジ取れてる。
そして、太田さん。
リッジ取れてる。
でも、移動しすぎてすぐに低く。
P1000093.JPG
上がらないわけがないが、上がらない。

その時タカはランディングで2人が見えない。
あれ!?

太田さんが帰ってこない!?
もしかして・・・・ぽちゃ??
○▲×□・!?走った!!!!!あせあせ(飛び散る汗)

浜を歩いている。
そんなわけないよー。ソアリングしてよ。

2人そろって「リッジなかった。」
タカ「ある。」

そして、山瀬さんテイクオフ。
P1000096.JPG
ぶっ飛び。
山瀬さん「リッジなかった。」

高見さんテイクオフ。
P1000101.JPG
ちょっと誘導。
やっぱリッジ取れるよ。
でも雨が降ってきましたので降ろして終了。

3人そろってリッジは無かったと言い張る。

後で小川さんがとった写真でわかったが、みんな斜面から離れ過ぎです。
それは・・・リッジ無かったかも。
本当のリッジソアリング教える機会なかったしな(反省)。

ただ、いきなり飛べてソアリングすごーい。
この時点で、去年のフライト記録を更新だ。

P1000111.JPGそして、食事は海鮮居酒屋へ。

昼間は魚屋さん(清水鮮魚店)、夜は居酒屋(次郎長)と興味そそる店。
当然うまかった。
太田さんが「八角」と言う魚にはまり、骨の髄までしゃぶりまくり。
P1000113.JPG
確かに美味かった。
酒もたくさん飲んだし。初日からご機嫌だ。

ホテルへ到着。
その瞬間、度肝を抜く事件が!!

ハイエースが臭い。
「あれ?」
うぉーーーーーけけけけ煙が出ている。
ハイエースが雲底に入ったようだ。やばそう。
タカ「オーガーワァ~(怒)」
小川「え?私のせいなの??」

エンジンか?ラジエターか?
でも動きそうだし。あせっても仕方ない。無かったことにして明日まで放置に決定。

そして宿にチェックイン
今年のホテルは昨年同様にニセコワイスホテル。
天然温泉で、露天風呂もありちょういい感じ、源泉が37度のお湯が程よく長風呂をさそう。
でも2時間は入りすぎです。

6月30日(日)
なんだか朝早く目が覚めた。
周りが動き始めているからです。5時半は早くないですか?皆さん。
そして、ぱっと外を見てもう一度寝て、見なかったことにしようとおもったが。

はあ。真っ白。ここはどこ?
去年も見た気がする。
まずは朝ぶろかな?

源泉が気持ちいいい。
でもみなさん朝から2時間は入りすぎです。

今日はゆっくり朝食とって、ゆっくりホテルをスタート。
気になるハイエースですが、やはりラジエターから不凍液が逆流して噴出している様子。
もれてはなさそうだが良くわからない。
とりあえず、水入れて。応急処置。多分大丈夫だ!?

エリアに着いたが白い、小雨。
.
今回もニセコスカイスポーツクラブの遠藤さんのご協力を得て、フライトサポートしていただきます。
でも、この天気じゃ。
昼前には天気は良くなりそうだが、ただ北風じゃ。近辺には飛ぶエリアがねえ。

頭を切り替え!!

よし!!トヨタのディーラーにいくぞー。
皆さん大賛成(当然)
RIMG0114.JPG
ディーラーで見てもらうこと30分
直接的な原因は良くわかりません。
推測ですが、重症の可能性も・・・。

「水減ったら足して走ってください。」
と当たり前のありがたい言葉を頂き、さあ遊びに行くぞ。
ルスツリゾートで絶叫マシン三昧だぁああああ。

途中晴れてきた。
羊蹄山見えました。
RIMG0114.JPG
すげー!!去年は見ることすら出来なかったのに。
感動。これで、目標をもう一つクリアー。

ルスツリゾートです。

P1000137.JPG
まずは、垂直上昇→フルストール。

最悪の動き・・・。
P1000136.JPG
意外とみんなビビリか?

いや。最強のシニア券が1人いました。
高見さ~ん待ってー。
次から次へと絶叫をせめます。

私はたいがい大丈夫ですが?
あのペースは?
・・・孫とはこれないですな。

乗ること10個の絶叫マシン。
IMGP1296.JPGP1000154.JPG

たまに乗る穏やか系もあり。
P1000140.JPG

でももう無理・・・。

最後のフリーフォールは高見さん1人で乗りに行ってしまった。
P1000160.JPG よく見ると余裕のピース。

すげぇー。無敵だ。

気がつけばも16時。
遊びすぎた。
その頃は、天気も快晴で熱いぐらいになっていました。

ということで、遊園地内のゴンドラ乗って、ルスツのテイクオフへ。

うぉー。全部見える。
羊蹄山だぁ。雲がかかってないぞ。
P1000179.JPG

ランディングもわかる。
飛べるか???

P1000166.JPG
いやきっちりフォローです。
納得。
でも、テイクオフから一望できるなんて。
大いなる1歩だ。明日は飛んでやる。

そして、明日の予報が良くなっている。
晴れだ!!!!でも北風。
なんとかして飛びたい。

さあ、夕食食べながら明日の作戦会議です。
夕食は、昨年も行った美味しい居酒屋SOGA。
もちろんここも良かった。

議題は明日についてです。
いかに北風を攻略するか?
1.朝5時起床(高見さん)。
2.山を見て雲底チェック(高見さん)
3.6時ホテル出発
4.車でニセコに入山。
5.途中から担いで1時間弱歩き、山の頂上まで。山頂であれば風はどっち向きでも出れるとのこと。
6.8時北に向いてテイクオフ。

と、ハードなスケジュールが承認されました。
しかし、雲底が低ければ、高見さん1人の起床で済むはずです。

お風呂1時間半は入りすぎです。
お休みなさい。

7月1日(日)
朝です。
雲底見ることもありません。
ホテル前真っ白。

駄目だ。

8時にチェックアウトしてニセコのクラブハウスへ。
ニセコに行くまでの間北風ビュービューです。
でも雲底は上がり始めている。

ニセコは意外と風が????
雲底は低いが、ダメもとでゴンドラでテイクオフへ。
.
予想どおり真っ白。
でも、去年これなかったテイクオフへ来たぞ!!

風は、あれ?
南西???おっ。
テンションが上がる。雲も上がってきたぞ。
晴れ間がさしている。
タカがまず準備。
雲底ギリギリで飛べば、みんなもすぐに飛べるはず。
待つこと30分。
P1000219.JPG
テイクオフ。
感無量です。1年越しのこのフライト。
穏やかで、サーマルもある。ちょっと前に出てれば快晴でソアリング出来る。
雲底につけて移動だ!!
トップアウト!!

羊蹄山もきれいだ。
タカが飛んだ後、また雲底が下がったので、タカはニセコの空を20分満喫。

これで、終わってもしょうがない、許せみんな。と思った。
飛べたと言う既成事実ができた。

そして感動のランディング。
それと同時に雲底が一気に上がり。ニセコの山頂が見えるまでに。

IMGP1327.JPGIMGP1327.JPG
全員フライト。
みんなソアリングできた。

羊蹄山も飛びながら見えた。
P1000244.JPG
テンション上がりまくりだ!!
P1000248.JPGP1000243.JPG

えっ!?太田さん羊蹄山見えなかったの?
「緊張のあまり、ランディングしか見てなかった?心残りだー!!」

全員飛んだ後に一気に北風が入ってきて終了。

そして、今日で3人が帰途に着きました。

RIMG0140.JPG

残りの4人は札幌の高級ホテルに泊まり、明日はイタンキリベンジだ。
がんがん飛んでやる。
天気、風文句なしだぞ。

7月2日(月)
朝7時半に札幌を出発し、10時前にイタンキ浜到着。
天気は晴れ。風はちょっと弱めだが4m/s強。
P1000263.JPG

初日よりは少し難しいかも知れないがリッジは取れるはず。
そして、風ももっと上がるはず。

10時00分
高見さんテイクオフ。
P1000271.JPG

フル誘導でリッジの講習を受けて徐々に上げていく。
コツをつかんだところで横の距離を伸ばして。。。ああああ低くなった。
でも復活。

10時15分
櫻井さんテイクオフ。
P1000276.JPG

もちろんフル誘導でコツを伝授。
P1000280.JPG

おぉー粘ってるぞ。いい感じにコツをつかんだね。

10時25分
小川テイクオフ。
これまたまともなリッジを取るのは初めてなのでコツを誘導で伝授。

10時40分
教えることは教えた。後は考えて飛んでね?
タカもテイクオフ。

みんなでリッジソアリングだ。
景色もいいぞ。
P1000310.JPGRIMG0157.JPG
RIMG0165.JPGRIMG0170.JPG
RIMG0181.JPGRIMG0180.JPG

ちょっとづつ距離を伸ばし、8kmぐらいのリッジ帯を縦横無尽に飛びまくり。風も上がってきたので、高さも少し上がるようになった。
RIMG0180.JPG

飛行機の時間があるので、13時前で終了ですよー。
4人とも2時間以上飛び続けました。
高見さん「1日多くてよかった。めちゃめちゃ楽しかった。」
櫻井さん「飛びすぎて、腕がだるいです・・・。」
小川「トイレ・・・・・」
タカ「久しぶりのリッジソアリング最高に良かった。みんなにこの感動を!!!また、行きましょう!」

無事に空港に着き無事フライトツアー終了。
結局、4日間のうち3日間フライト1日遊ぶといった。最高のフライトツアーとなりました。
皆さんご参加ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。

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